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パッチンコア追加の効果確認

パッチンコアを入手したので、早速、効果を確認してみました。



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10個のコアを数珠つなぎで装着しました。
電界は同軸のシールドで漏れないが、磁界は透過するので、
スキマなく装着するのが良い、とどこかのwebで書いてましたので、
それに従ってみました。



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コモンモード電流を測定してみたところ、
前回 90.6mA だったところが、今回 21.0mA と効果があった模様。

測定の仕方として、コアの上から測定しても大丈夫かどうか不安でしたが、
下の方のコアがない部分を測定しても、ほぼ同じ値でしたので、
これで大丈夫ではないかと。。。

値の目標値は10mA以下ではありますが、
以前(最初は130mAだった)から比べると、かなり近い値になってきたと思います。
→ 今後はこの直下にトロイダルコアのコモンモードフィルタを挿入予定なので、
    それで目標値に収まりそうなメドが立ったのではないかと思います!


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パッチンコア入手

コモンモード電流の低減に向けた対応として、
TDK製のパッチンコアを入手しました。


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購入したのはTDK製で ネットでもよく見かける、ZCAT2035-0930A です。
Yahoo Auctionで10個セットで500円でしたので、2セット購入しちゃいました。
どんなに安いところでも、260円/個ですので、
送料は700円ほどかかりましたが、それでも安いと思います。
(買い占めて、再出品しても元が取れちゃいますね!)

まずは、モービルホイップのMコネクタ直下に5Dの同軸を数10cm付けて、
そのケーブルの外皮をこのパッチンコアで囲い、
更に、アミドンのトライダルコアで製作したコモンモードフィルタを挿入してから、
部屋の中まで同軸を引き込むのが今思い描いている構成です。

実現までもう少しアクションが必要ですが、
理想に近づけることができるよう、頑張ります!





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コモンモード電流測定2

コモンモードフィルタを製作したので、効果を確認してみました。

前回と同様、デジタルRF電流計にてコモンモード電流を測定します。

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本当はANT直下に入れることを試してみたかったのですが、
アンテナ基台からモービルケーブルを外したりするのが面倒だったので、
室内に引き込んでからの中間地点である③に挿入しました。
(ここには同軸切替器があって、リグとANTアナライザを切替ています)


測定結果は以下。(50W@7MHz)

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アンテナ直下での測定値は正しいのかどうかは不明ですが、
それ以外は概ね良好で、効果があることがわかりました。
(パッチンコイルでもバカにできないですね。。)

実際の効果はまだよくわかりませんが、少なくとも精神的にはかなり安心です。
これで7Mのノイズが低減されれば良いのですが、
残念ながら変化なしで、常時S5振っています。
少なくとも、今回コモンモードフィルタを入れた位置にて、
ANT側を外し、ダミーを接続するとノイズは皆無になるので、
ANTもしくはその周辺でノイズを拾っているものと思われます。
(エアコンか?)
今後はそこの切り分けを行うとともに、ANT直下については、
パッチンコイルを何個かズラっと並べる作戦を決行しようかと思っています。
→ TDK製のコアをどこかから調達しなければ。。。
    (会社の廃品置き場に転がっていないかなぁ)

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コモンモードフィルタ

先日のコモンモード電流低減のため、
2007年のハムフェアで購入したまま放置してあった
コモンモードフィルタのキットを製作することにしました。


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キットの内容はこのような感じです。
パッチンコアなので大きな効果は期待できないですが、
一応、TDK製のコアのようなので、そこそこではないかと思います。


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中身まで完成。
同軸ケーブル外皮を剝く際、シールド線まで切ってしまったりして、
そこが一番大変でした。


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ケース(?)に組み込んで完成です。
片方のフタをするところは楽勝ですが、
もう片方を付けるのが大変でした。


芯線側同士と、外皮側同士の導通、および、
芯線側と外皮の絶縁をテスターでチェックして完成です。

効果のほどはいかに。。。

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コモンモード電流測定

先日、製作したデジタルRF電流計を使用して、
コモンモード電流を測定してみました。(50W@7MHz)


測定箇所は以下で、RFの経路はANT直下、窓際、中間、Rig近く、
また、DC電源周辺と、JT65のPC接続についても測定しました。

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測定結果は以下。

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測定結果はデジタルマルチメータの読みで、
コモンモード電流はその値を10分の1にして読み替えます。
ネット等によると、コモンモード電流は1ケタ台なら安心で、
2ケタ台は注意信号のようです。

電源周りはバッチリで問題ありませんが、
それ以外は要注意のようです。

ANT直下は3ケタ台でしたが、
下の写真のように、本当に直下なので、
正確に測れているのかどうかは不明です。。。

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一番上の図には記載されていませんが、
実際はRig出力にはRF Inquiryのコモンモードフィルタが挿入されていますが、
今後は、中間あたりにもう1つコモンモードフィルタ(ハムフェアで買った安物?)を挿入して
状況を見てみたいと思います。
また、デジタルIFの前後にもパッチンコア等の対策をして、
トライしてみたいと思います。
(JT65のレポート改善を期待して!)



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オール神奈川 結果発表

オール神奈川コンテストの結果発表がありました。

電信部門 シングルオペ オールバンドにて、4位/8局 でした。

1位はダントツでしたが、もう少し頑張れば2位になれる可能性はあったかな。。

それにしても、1カ月ちょっとで発表とは早いな!

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デジタルRF電流計の製作

数年前のハムフェアで購入した、大進無線製キットの

デシタルRF電流計をやっと製作してみました。

横須賀にいた時にも購入しており、あまり活用しないうちに、
札幌へ引っ越した時だと思うのですが、壊れてしまったので、
これは2台目になります。

先のブログに掲載したように、ダミーロードを製作しましたので、
空中線系の改善をしようと思い、やっと製作することにしました。


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数年前、CQ誌にも掲載されていたので、
この写真を見て、覚えている方もいると思いますが、
コアの部分と洗濯ばさみの部分は壊れやすいので要注意です。
実は、組み立てようとしたら、すでにコアが割れており、ちょっと心配です。
もしダメなら、今年のハムフェアで購入しないと。。
(どちらにしても、追加購入するつもりでしたが。。。)

今のところ、アイは出ていないようなので、調査必須ではないのですが、
アパマンハムなので、少しでも安心して運用したいと思っており、
JT-65のノイズ改善にも繋がればいいなぁ。。。
(直接的には関係ないかもしれないが。)

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JARL神奈川県支部 ダミーロードの製作とVNWAでの測定

JARL神奈川県支部開催の「ダミーロードの製作とVNWAでの測定」に参加しました。

 

事前にどんなダミーロードかはわからなかったのですが、
何かしら支部のイベントに参加したかったのと、
VNWAの測定にも興味があり、参加してみました。

 

桜木町の横浜市社会福祉センターで開催され、
JARL会員は昼食込みで¥1,000でした。

 

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今回のキット内容。
酸化金属皮膜抵抗は秋葉原で買っても高いので、
今回のために中国から購入したとのことです。

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オープニングは神奈川県支部長からの挨拶でスタートしました。

 

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本番はJH1OHZ/片倉OMからとても丁寧かつわかりやすい説明がありました。
ダミーロードに使用される各種抵抗の説明があり、
OMが自作されたダミーロードを実際にVNWAで測定してみたり、
電波障害対策の切り分けとしてのダミーロードの活用や、
その対策について、いろいろ説明していただき、大変参考になりました。

また、単線のインダクタンスをLCRメーターで測定し、
更にパッチンコイルに通した時のインダクタンスとの比較を行い、
計算値との整合性を確認するなど、理論と実践を絡めた内容が
非常に面白かったです。

ここで出てきた数式は、
 Zn=Zo×n^2
とか、
 XL=2πf
など、どこかで見たものばかりです。

他にもいろいろ話はありましたが、自分がメモした内容は以下。
・TVが地デジになってから、I(アイ)の原因は高調波ではなく、
  ほとんどが基本波なので、ローパスフィルタを入れても意味がない。
  ローパスフィルタのケースは金属製であるため、
  コモンモードという意味では、入力と出力が繋がってしまうので意味がない。
  逆に取り外した方が良い。
  → もし、コモンモードフィルタを自作する場合は、
       金属ケースではなく、プラケースに入れること。
・リグのアースはそれがアンテナになってしまうので、
  絶対につながないこと。
  リニアなど、どうしても高電圧の保安用に接続する必要がある場合には、
  アース線にトロイダルコアを入れて、高周波的に高抵抗になるようにする。
  → 高抵抗と言っているのは、インピーダンスの10倍以上
      (例えば、ロングワイヤーは300Ω程度なので、3kΩ以上になるように)
・トロイダルコアでアイソレーションを取る場合、
  線材は、ビニル線は線間容量が大きいので、
  線間容量の少ないテフロン線を使用すると良い。
  → トロイダルコアとしては、例えば、アミドン 114-#62を使用する。
      (更に低い周波数を減衰させたい場合は、114-#42を使用する)

 



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午後からは、ダミーロードの製作と測定を行いました。
製作過程は省略しますが、上の写真が完成写真です。

 

最初の部分はスムーズに進めることができましたが、
一番難しかったのは、8本の抵抗をまとめて、同軸の芯線に半田付けするために、

 

全体のバランスを取りながら形を作るのが大変でした。



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完成したら、VNWAで測定です。

使用したVNWAはSDR-Kits社のDG8SAQ VNWA3ECです。
ネットで調べてみたら、1kHz~1.3GHzまでカバーしているようです。
価格は本体8万6千円くらいの模様。
PCとはUSBインタフェースで接続しています。
このような測定器が10万円以下で入手できるなんて、
すごい時代になったものです。
20年近く前、高周波の回路設計をやっており、
VNWAはHP社製(今のキーサイト?2000万円くらいだったかな。。)の
ものを使用していましたが、測定器としての精度はよくわかりませんが、
アマチュアはこれで十分なのではないかと思います。

製作目標仕様は以下。
周波数:DC~430MHz帯
許容電力:40W
インピーダンス:50Ω
VSWR:1.1以下(DC~50MHz)、1.5以下(144,430MHz)



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写真からはよくわからないと思いますが、
144MHzでVSWR=1.05、430MHzでVSWR=1.40となっています。
スミスチャートも表示されており、50Ω付近をクルンと描く形になっています。

少し早めに製作&測定が完了したので、
余った時間で新スプリアス規定の話をしていただきました。


時間があったら、もう少し耐電力の高いダミーロードを製作してみようかな。。。

 

 

 

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ベランダ設備増強

6m&downには間に合いませんでしたが、
ベランダ設備の増強を計画中です。

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まずは屋根のひさしの上にアンテナを上がるための
アンテナポールです。
Yahoo Auctionで\5,000で購入(送料は\2,000だったが)。
85cm ×7段のアルミポールです。

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アルミポールのボルトは附属していなかったので、
近所の金物屋さんで購入。
2本入りで\253。ステンレス製ということもあり、案外高い。

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屋根の上にアンテナを上げるとなると、同軸が届かないので追加購入。
取り回しとロスを考えて、5D-FBを15m購入しました。
これもYahoo Auctionで\2,800(コネクタ付)で購入。

あとはアンテナだけです。。

50/144/430MのGPにするか、別のアンテナにするか迷い中。。。


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6m&down @2017

150704_6mdown

JARLメジャーコンテストの中で一番力の入らないコンテストではありますが、
今回はそこそこ頑張ったかも。

マンションは4F建てで、最上階に住んでいるので、
本当は6m&downまでに屋根のひさしの上までポールを伸ばして
見通しを稼ぐ方針だったのですが、残念ながら間に合いませんでした。

上の写真のように、今回もベランダに設置したモービルホイップでの参戦です。
(コメット CA-UHV)

日曜日のAMはマンションの集まりがあるので、
運用できませんが、それ以外の時間で参加しました。

結果は、以下の通り。

  Band   QSOs   Pts  Multi
50MHz    117   117   14
144MHz    46    46    7
--------------------------
Total    163   163   21
Score : 163x21=3,423点
本当は430Mでも電波を出していたのですが、
全く応答がなく、残念ながら0ptsになってしまいました。

6mについては、1エリア以外と交信できたことはできたのですが、
ドカンと開いたわけではなかったので残念でした。




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