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安定化電源(アルインコ DM-330MV)の修理

DC電源はアルインコのDM-330MVを使用しています。
川崎に転勤になった時、無線関連の設備はほとんど札幌の自宅に置きっぱで、
リグはIC-706mk2Gを持ってきたのですが、安定化電源は持ってくるの忘れていたので、
面倒なので、同じ電源を購入しておりました。
その後、メインリグなども川崎に持ってきたので、現状は同じ安定化電源を
2台持ちの状況となっています。

ただ、安定化電源は1台あれば事足りるので、
1台は未使用となってしまっていましたが、
IC-911購入で、テスト用にもう1台の安定化電源を使ってみたら、
送信時にリグの電源が落ちてしまう状況が発生しており、
要因はリグではなく、安定化電源であることは切り分けできていましたので、
今回、調査&修理を試してみることにしました。

 

Img_0164

上記は現在運用している電源①です。
Preset機能OFFで電圧調整ボリュームを回せば、
出力電圧を調整することができます。今は少し高めかな。

 

Img_0163

上記は普段は使用していないもう1台の電源②です。
Preset機能OFFで電圧調整ボリュームでの電圧調整ができず、
現在は15Vくらいですかね。。

まずはwebで調査をしてみます。
電圧低下の案件は見つかったのですが、送信で電源断
(おそらく、送信時の電流増で電圧降下→リグ電源の瞬断)の例は
見つかりません。
その中で、出力電圧調整ボリュームの基板はがれ、という事象を見つけました。
電源断との関連性は不明ですが、まずは電源を分解してみることにします。

20200628a

前面および背面のパネルを外して、更に底面の板も外して、
基板を観察したところです。。
写真の左にあるのが、出力電圧調整とノイズオフセット調整のVRです。

20200628a_20200629011001

更に拡大したところ。
VR3は6端子のようです(当たり前だが。。)。
奥の3端子は大丈夫そうですが、手前の3端子はグラグラしています。
ソルダーウィックで半田を除去してみると、
プリント基板のパターンが剥がれてしまっているようです。。
機構的にVRを固定していないため、電圧調整ボリュームのツマミ部分を
ぶつけてしまった場合、この部分に負担がかかってしまい、
パターン剥がれに至ったものと推察します。

 

20200628a_20200629011002

回路図で言えばココ。
プリント基板のパターンを追いかけて、
ストラップとかすれば復活できそうな気もしますが、
別に可変させてもメリットはあまりありません。

DM-330MVにはプリセット機能があるので、
背面パネルのPresetスイッチをONにして、
同じく背面パネルのPreset Adjustを調整して、
13.8Vにすることで、この場は妥協することにします。

リグの送信ON時の電源瞬断がどうなったのかは
まだ確認できていませんが、まずは第一段階クリアかな。。
機会があれば、継続して調査したいと思います。。
(日曜の夜なんで。。)

 

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